デンマーク軍は、艦船に搭載されたミサイル発射装置が故障したため、主要航路と付近の空域を一時的に閉鎖することを余儀なくされた。
国家海事局は木曜午後、「ミサイルの破片」の危険を理由に、デンマーク沖のグレートベルトフィヨルドの一部を避けるよう船舶に警告を発した。
海軍演習は先月この地域で始まり、金曜日に終了する予定だ。
輸送レーンは木曜夕方、約6時間後に再開された。
軍は「ミサイル発射装置が無力化されるまでは、ミサイルが発射され数キロ先まで飛行する危険性がある」と付け加えた。
ミサイルは、2023年からNATO常備海軍の一部となっているニールス・ジュエルフリゲート艦から発射された。
警報はコルソール町の南西、海峡を渡る一帯橋から約4キロ南の地域を対象とした。
橋の管理者は、橋は引き続き通行可能であると述べた。
国防省は、ミサイルには150キログラムの爆発物が含まれていたと発表し、ミサイルは武装しておらず、海に落ちても爆発しないと付け加えた。
同省はその後の声明で、専門家らが「さまざまな実験を行った結果、ミサイルには武装がなく、もはや発射の危険はないことが判明した」と述べた。
グレートベルトフィヨルドで発生した事故は、デンマーク海軍にとって困難な週の終わりに起こった。
水曜日、国防大臣のフレミング・リントバー将軍は、紅海にあるデンマークのフリゲート艦エヴァー・ホイットフェルトの兵器システムの故障を報告しなかったことを理由に解任された。
デンマークのトロエルス・ルンド・ポウルセン国防大臣は、フリゲート艦がフーシ派武装勢力の操縦する無人機による攻撃を受けた際にレーダーとミサイルシステムが故障したことを国防省に報告しなかったリントバー氏に対する信頼を失ったと述べた。
エバー・ハイトフェルト船は、イスラエルによるガザ攻撃を受けてパレスチナ人への支援キャンペーンを開始する一方、フーシ派の攻撃から商業海上交通を守るのに貢献していた。
展開中に乗組員も船も被害を受けなかった。
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