[モスクワ(ロイター)] – ロシアの防空部隊によって破壊されたウクライナの無人機の部品が月曜日、モスクワ地域の住宅に衝突し、少なくとも2人が負傷したと地方知事は述べた。
ロシアが首都西方のルズスキー地区でウクライナの無人機と衝突し、近くのイストリンスキー地区で別の無人機が破壊されたとロシアが発表したことを受け、首都を出入りするほぼ90便の運航が中断された。
ロシア航空当局ロザヴィアツアは、モスクワの主要4空港(ヴヌーコボ空港、ドモジェドヴォ空港、シェレメーチエヴォ空港、ジュコフスキー空港)の発着が制限され、旅客機45機と貨物機2機が運航を停止したと発表した。
ロシア当局者は、周辺地域と合わせて2200万人近くの人口を抱えるモスクワ上空を飛行する軍用無人機が災害を引き起こす可能性があると繰り返し警告してきた。
これとは別に、ロシア国防省は、ウクライナと国境を接するベルゴロド地域で約1時間半以内に無人機2機を撃墜したと発表した。 モスクワ南部のカルーガ地域の知事は、そこでもドローンが迎撃されたと述べた。
いずれの攻撃でも被害や負傷の報告はなかった。
メッセージアプリ「テレグラム」のロシアニュースチャンネル「マシュ」によると、カルーガ地域で墜落した無人機は軍用飛行場に落下し、クレーターができ火災はすぐに消し止められたと伝えた。
ロイターはさまざまな報道を独自に検証できなかった。
5月初旬にクレムリン上空で2機のドローンが破壊されて以来、ロシア奥深くでのドローン攻撃が増加している。 ロシアの首都に対するドローン攻撃はここ数カ月でますます一般的になっている。
無人機攻撃がロシア国民の戦争認識にどのような影響を与えるかは明らかではない。 世論調査によると、ロシアのウクライナでの軍事作戦に対する支持率は依然として約75%と高く、ロシア国内での世論調査の正確さには疑問がある。
ウクライナは通常、ロシア本土への攻撃の背後に誰がいるのかについてコメントしていないが、当局者らは攻撃に満足していると公に表明している。
ロイター通信の報道。 編集:ガイ・フォルコンブリッジ、マーク・トレベリアン、ギャレス・ジョーンズ
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