ビジネスの現場で、物事をロジカルに考えるという場面は多く登場します。一方で、ロジカルに考えようと取り組んでいても、果たして上手くできているのだろうかと、自分自身で判断することは難しい場合もあります。そのような時、ロジックツリーと呼ばれる図式化する仕組みを活用することで、ロジカルに思考を整理することができます。具体的なロジックツリーの書き方やメリットをご紹介します。
ロジックツリーとは何か?
ロジックツリーとは、問題や課題を細かい要素に分解して、それらの根本的な原因を洗い出し、解決策を導き出すことに役立つフレームワークです。また、問題や課題解決以外にも、アイデアの整理のために活用することもできます。ロジックツリーは、名前の通り、木の形をモチーフとして、中心の課題やアイデアを幹となる下側に置き、ブランチ(枝)を伸ばして、関連する事柄やアイデアを広げて書いて、ツリーを広げていくという作図スタイルです。作成する場合は、Miroなどのオンラインホワイトボードツールが無料で提供しているロジックツリーテンプレートを活用すると、ロジックツリーに必要な図形や書き方が揃っているため簡単に作成ができ、初めての人にもおすすめです。テンプレートにはロジックツリーのフォーマットが用意されているため、その中身を埋めていったり、さらに足していくことで自分が作りたいロジックツリーを自由に作図することができます。また、オンラインで作成をすることで、編集や修正がしやすく、誰かにシェアすることも簡単に行えます。さらに、共同編集を行うこともできるため、複数人で一つのロジックツリーで課題を紐解いたり、アイデアを膨らませたりすることもスムーズに進めることができます。
ロジックツリーを使ってロジカル思考を鍛えるには?
ロジックツリーを活用して、ロジカル思考を鍛えるためには、まずは書いてみることが重要です。考えたいテーマを中心に置き、そこから派生して考えたことをA、B、Cなどと広げていきます。アイデアを考える時に、あちこちに思考が飛んで、アイデアが広がることもとても大切なことです。しかし、ロジックツリーに書き込む際には、ブランチを繋ぎながら、ストーリーの筋が通るように繋げて書いていきましょう。もし、違うアイデアが浮かんだ場合は、ロジックツリーを書いている端に、メモとして残して、そのアイデアを書き込めるタイミングでロジックツリーに組み込むようにしましょう。実際にロジックツリーを活用して、アイデアをストーリーの繋がりを意識しながら組み立てることに慣れてきたら、このような書き出す作業をしなくても、頭の中で同様のプロセスで考えが組み立てられるようになってきます。まずはロジックツリーのフレームを活用して、繰り返し色々なアウトプットを行うことが重要です。
ロジックツリーを活用するメリットとは?
ロジックツリーを活用することで、ロジカルに思考を深めていくことができるのはもちろんのこと、ある程度考えがまとまったものを、ロジックツリーで改めて整理することで、どこかロジックとして抜けてしまっていたり、矛盾しているところが無いかを見つける際にも役に立ちます。このように、思考を深めることにも、思考の振り返りにも活用することができます。
ロジカルな思考力を鍛えたいと感じている人は、ぜひロジックツリーを活用してみては。
「流行に敏感な探検家。受賞歴のあるコーヒーマニア。アナリスト。問題解決者。トラブルメーカー。」
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