* 6月のコアCPIは前年比3.3%上昇、予想と一致
* 6月のコアコアCPIは前年比4.2%上昇
*日銀要因に関するデータは7月の金利見直しで検討される
[東京 21日 ロイター] – 日本のコア消費者インフレ率は6月に再び加速し、15カ月連続で中央銀行の目標である2%を上回ったことが金曜日のデータで示され、物価圧力拡大の最新の兆候がさらに強まった。
このデータは、来週の日銀の注目される政策会合に先立って発表され、理事会は新しい四半期予測を作成し、日銀の大規模刺激策を段階的に開始するための条件が整っているかどうかを議論する予定だ。
新たな食料費を除いた同国のコア消費者物価指数(CPI)は6月に前年同月比3.3%上昇し、市場予想の平均と一致した。 5月の3.2%上昇に続いた。
データによると、生鮮食料品と燃料費の両方を差し引いた「コア」インフレ率は、5月に4.3%上昇した後、6月は4.2%となった。
市場は、日銀が物議を醸しているイールドカーブ・コントロール(YCC)政策を近く放棄するのではないかとの憶測に包まれている。YCC政策は、インフレ上昇に伴い価格を固定し、金融機関の利ざやを圧迫していると批判されている。
火曜日の上田和夫日銀総裁の、日銀目標の2%達成にはまだ程遠いとの発言は、投資家がYCCの短期変更への賭けを後退させ、円安となり日本株を押し上げた。
YCCの下では、日銀はインフレ率を目標の2%に引き上げる取り組みの一環として、短期金利を-0.1%に誘導し、10年債利回りを0%に制限するために大量の国債を購入している。
(取材:木原ライカ、和田隆彦、編集:サム・ホームズ)
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