東京(ロイター) – 日本のコア消費者インフレは10月に再び加速し、中央銀行の2%の物価目標を19カ月連続で上回る可能性があることが、金曜のロイター調査で判明した。
エコノミスト17人の予測中央値によると、変動の激しい生鮮食品を除いた全国のコア消費者物価指数(CPI)は、9月の2.8%上昇に対し、10月には前年同月比3.0%上昇した可能性がある。
コアCPIは1月に4.2%でピークに達した後、前回の原油価格低迷の遅れた影響を反映して公共料金の下落を受け、9月には1年ぶりに3%の水準を下回った。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングのエコノミスト、シャンベ・フジタ氏は「電気・ガス料金に対する政府補助金が削減されるため、10月には前年比成長ペースが加速すると予想される」と述べた。
政府は11月24日午前8時30分(11月23日2330GMT)に10月のCPIデータを発表する。
日銀の上出一夫総裁は金曜日、日銀が2%のインフレ目標を達成した際に超金融緩和政策から脱却するための戦略を議論すると述べた。
政府は今月初め、17兆円(1130億ドル)の支出を含むインフレによる経済的打撃を緩和するための一連の対策をまとめた。
水曜日のデータは、7月から9月にかけて経済が縮小し、軟調な消費と輸出の2四半期連続の拡大から反転したことを示した。 データは、高止まりするインフレが住宅コストに大きな打撃を与えていることを示唆している。
(取材:金子かおり、編集:スティーブン・コーツ)
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