UMLは、複雑な組織や業務内容であるほど、必要とする言語です。
UML図作成ツールで、分かりやすく図にすることで、文章だけでは見つけられなかった問題に対処できます。
以下ではUMLについて詳しくなれる情報を共有しているので、ぜひ参考にしてください。
当記事を読むと分かること:
- UMLとは
- UMLの種類
UMLとは可視化してくれる言語
UMLは、文章では分かりづらい設計や実装に関する説明を図にする統一されたモデリング言語(Unified Modeling Language)です。
統一モデリング言語というのは、図の様式を作成するための言語を指します。
各チームや国、人で考えかたや仕事の仕方は違います。UMLという標準を持つことで、流れを統一し、見るだけで誰にでも読みやすいようになりました。
UMLは以下のような状況で使うと効果的です:
- 全体像の説明
- システムのデザインを説明
- システムを分析
- エラーの検出
UML図の種類
UML図には14種類あります。そのうち、6種類はシステムの構造を見せる構造図で、8種類はシステムの振る舞いを見せる振る舞い図と呼ばれています。
そのなかでも人気のUML図を、以下では3種類ピックアップしました。
人気のUML図:
- クラス図(構造図)
- シーケンス図(振る舞い図)
- アクティビティ図(振る舞い図)
UMLクラス図
UMLクラス図は、システムの構造とその関係性を表す静的な図です。静的な図というのは、お互いにどう作用するかは書かれておらず、純粋に全体の関係性を視覚化できる図のことを指します。
例えば、学校のクラスを書く場合、校長、実行委員会、クラスのようにクラスが分かれ、各クラスに「名前」や「役職名」「ID」などが書かれます。
UMLシーケンス図
シーケンス図は、時系列に物事を書いて流れを把握する図です。どのようにお互いが作用するのかを確認できます。
縦長の図と矢印、点線を使って作ります。例えば、ウェブサイトを立ち上げたときのフローを作りたい場合、「ユーザー」が一番左、「サイト」が中央、「サーバー」が右です。
そして「ウェブサイトをクリック」「サーバーにアクセス」のような矢印が「ユーザー」から「サイト」または「サイト」から「サーバー」のように描かれます。
UMLアクティビティ図
アクティビティ図は、業務の流れや手順が分かる図です。どのような流れで物事が進むのかを把握できます。
シーケンス図と少し似ていますが、シーケンス図はお互いにどう作用するかに重点を置いているのに対し、アクティビティ図は一方向にどう作用するかが表れています。
食品の販売であれば、食材の卸→工場での加工→出荷→…のように描かれます。
どのようにUML図は書けるの?
UML図はオンライン上にあるツールを使って作成できます。ネット上には、仕組み化・効率化に長けたツールがあります。
すべてのクラス図を無料で作成できるものも多いので、ぜひ使用してみてください。
UMLは分かりづらい情報を可視化してくれる
UMLは簡単に言うと、一定のパターンで図にすることで、どんなときに誰に、どのように相談して解決していけばいいのかが分かる便利な言語です。
複雑に色んな人が絡みあっている仕事であるほど、UMLの威力は発揮されます。
「流行に敏感な探検家。受賞歴のあるコーヒーマニア。アナリスト。問題解決者。トラブルメーカー。」
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