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街のど真ん中で、「神楽」を楽しもう

阿坂(あざか)神楽団による葛城山の演目

広島市中区の広島県民文化センターでは、毎年4月から12月の毎週水曜日に神楽 (かぐら) 定期公演が開催されており、今年で6年目。 「広島神楽」の魅力を伝え、神楽の本場である県北地域に足を運んでいただくきっかけを作る事を目的に開催されているものです。

広報課職員も、先日行われた定期公演を観に行ってきました。 19時開演なので、仕事帰りや学校帰り、買い物で広島市内に来たついでに観ることもできるんですよ。 当日券 (価格1,200円) のみで、予約は不要。 指定されたエリアでは写真・動画の撮影も可能です。

「広島神楽」定期公演 

開演前から華麗な舞が魅了します

建物の入口での舞の様子

会場に着いたのは18時ごろ。 開演まで少し時間があったので、会場の下見も兼ねて近くを通ってみると…あれ、広島の街中で神楽の音色が聞こえてくるではありませんか! なんと、建物の入口の前で、大太鼓や小太鼓、手打鉦 (てうちがね)、笛が奏でるお囃子 (はやし) に合わせて、鬼が踊っているのです。 舞のあとは、鬼が観客の皆さんとの記念撮影に応じていました。外国人の方や帰宅途中らしき方など、多くの人が足を止め、お囃子と舞を楽しんでいました。

実は初めてでもわかりやすい神楽

おっと、これで満足してはいけませんね。 間もなく開演時間です。 会場に入ると、すでに多くの席は埋まり、子どもの姿も見かけます。 外国人のお客さんも3分の1ほどいらっしゃったでしょうか。 この日の公演は、広島県山県郡北広島町の「阿坂 (あざか) 神楽団」です。 創立200年以上の歴史ある神楽団なんですって!実は、この神楽定期公演では、県内の神楽団が週替わりで演じているので、毎週観に行っても、演目も異なり楽しめるんです。 そして、ポイントカードもあり、8個貯まると1回無料で観られるんですよ。

葛城山

この日の演目は、「葛城山 (かつらぎざん)」と「殺生石 (せっしょうせき)」。 第一幕の「葛城山」は、大和の国を一望する葛城山に住み着く土蜘蛛 (つちぐも) にまつわる物語。 土蜘蛛の精魂が、都の守・源頼光 (みなもとのらいこう) に毒を盛ろうとするのですが、頼光はそれを見破り、伝家の宝刀「膝丸 (ひざまる)」で土蜘蛛を退けます。 頼光は「膝丸」を「蜘蛛切丸 (くもきりまる)」と改め、四天王にこの刀を授け、最後は四天王が土蜘蛛を退治するのです。

殺生石

第二幕の「殺生石」では、悪事を働く金毛九尾の悪狐が、一度は退治されるものの怨霊が消滅せず、殺生石になります。 その石は、触れるもの全てを殺すと言われ、時折、悪狐の姿に戻り悪さをするため、玄翁和尚 (げんのうおしょう) が槌 (つち) により殺生石を砕き、悪霊を封じる物語です。

ここまで読んで、聞きなれない言葉や名称がたくさん出てきて、「私にはちょっと…」と思う人もいるかもしれません。 でも、ご安心ください!登場人物 (やキャラクター) は特徴的な格好をしているのですぐわかりますし、またストーリーがシンプルでわかりやすいんです。 「善 (神楽だと“しん”。神様など) VS悪 (鬼など)」の構図が基本です。 子どもや外国人にも受け入れられているのは、この分かりやすいストーリー性のためではないでしょうか 。

また、定期公演の公式ガイドブックや当日会場受付でもらえるパンフレットやチラシには、神楽団のプロフィールや演目の概略も記載されており (日本語版と英語版があります!) 、それを読めば面白さはさらにアップ。 最後は“しん”と鬼とが乱舞しながら戦い、そして、気持ちが良いくらい、やっつけられる鬼。やっつける“しん”のかっこよさには惚れ惚れしてしまうくらいです。 また、豪快で、軽快で、時には神妙なお囃子の音色も、神楽の魅力だと思います。

神楽の奏楽

演目終了後も、まだまだ楽しみは続きます

記念撮影の様子

演目が終了すると、舞台上で記念撮影ができるんです。鬼や“しん”との記念撮影。そして、希望者は、それぞれの衣装を羽織って撮影することもできるんですよ。

「鬼」の衣装を着た広報課職員

私も、思い切って一番人気の「鬼」の衣装を着てみました。 いざ着てみると、衣装の重さに本当にびっくり。 この衣装を着て、団員の人たちはくるくると乱舞しているのかと思うと、感心するばかりです。

多くの神楽団の団員さんは、それぞれの仕事の後の夜間や休日に練習をしていると聞きました。 生で観ると感じられる迫力ある舞やお囃子は、日頃の練習の賜物だということが分かります。 ぜひ、皆さんも一度は神楽を観ていただき、その素晴らしさを体感してみてください。 そして、神楽の本場である県北地域へ足を運んでみてください。

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