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限られた時間でイノベーション!ハッカソンってご存じですか?

レッドハッカソン HIROSHIMA 2019 の様子

「AI」や「IoT」という言葉が日常的に聞かれるようになりましたが、私たちの生活でどのように役立っているのか、まだ身近に感じる機会が少ないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回は様々な人が知識やアイデアを持ち寄り、最新の技術も活かしながら、新たなプロダクト開発 (サービスやアプリケーションの開発) にチャレンジする現場を取材しました。

2日間で、新たなサービスが生まれる?

レッドハッカソン HIROSHIMA 2019 の様子

皆さんは「ハッカソン (hack-a-thon、hackathon)」というイベントをご存じですか? 「ものづくり」を意味する「ハック (hack)」と「マラソン (marathon)」を組み合わせた造語で、エンジニアやデザイナー、企画者などが決められた時間でプロダクト開発に取り組みます。 アイデアの面白さだけでなく、実際に「動く」ものをつくり、実際に触って、使って、評価することまでがゴールになっていることも特徴のイベントです。

今回取材したのは、イノベーション・ハブ・ひろしま Camps で開催された「レッドハッカソン HIROSHIMA 2019」。 広島県とHMCN (Hiroshima MotionControl Network) が主催し、日本最大級の開発コンテスト「ヒーローズ・リーグ2019」の予選も兼ねたイベントで、今回は30名が参加。 プログラミングや電子工学を学ぶ学生、エンジニア・デザイナーとして働く社会人だけでなく、地域の課題と向き合う公務員など、様々なバックグラウンドを持つ人が集まり、2日間の日程でプロダクト開発にチャレンジしました。

レッドハッカソン HIROSHIMA 2019 の様子

主催者の広島県担当者が「5年前からハッカソンを開催していますが、年々参加者もパートナー企業も増えています。 皆さんの知識や技術、ネットワークを駆使して、新しいアイデアが生まれることを期待しています」という挨拶で、イベントがスタート。 今回のテーマは「IoTの向こう側」。 IoTという言葉が一般的になり、実践的なプロダクトやサービスが求められる中で、より自由な発想で、よりおもしろいアイデアが生まれることを期待して設定されました。 その後、3つの審査基準「チャレンジ度 (独創性、アイデアのおもしろさ)」、「ギーク度 (開発のこだわり、完成度)」、「ワクワク度 (デザイン性、ユーザー体験)」と全チームが目指すゴール「動いてなんぼ」 (※) が説明され、全員でアイデア出しを行います。

※ ハッカソンでは、限られた時間でとにかく「動く」ものを開発し、その発表 (デモンストレーション) によって審査することが一般的。

アイデア出しの様子

アイデア出しでは、参加者から「カメラやセンサーを使って、体調ややる気を見える化したい」、「声のトーンを分析して、初対面でも話しやすくなるコミュニケーション支援アプリをつくりたい」、「AR (拡張現実) の技術を使って、嫌いな食べ物を食べやすくしたい」など、様々な意見が発表されました。 その後、全員でチャレンジしたいアイデアを投票し、その投票結果などを元に9つのチームが誕生しました。

レッドハッカソン HIROSHIMA 2019 の様子

チームが決まれば、あとはひたすらに開発するだけ。 ユーザーのどのような体験をゴールにするのか、それをどのように技術的に実現するのか、時間内に間に合わせるために最適な役割分担はどうするのか。 時にはチーム内で意見がぶつかったり、時には解決策の見えない壁に当たったりすることもあります。

レッドハッカソン HIROSHIMA 2019 の様子

各チームが目指すのは、2日目の発表までに、「動く」ものをつくること。 参加者は、時間が経つのも忘れるほど熱中して開発しているようでした。

どんなプロダクトができた?そして、審査の結果は?

成果発表の様子

2日目の夕方、9チームの発表と審査の時間を迎えます。 各チームが開発したのは、「プロジェクションマッピングを使って、生活空間の雰囲気をワンタッチで変えるアプリ」や「映像やセンサーを活用して、人の気分や機嫌を可視化して表示するアプリ」、「子供用デジタルお手伝い券&バーチャル貯金箱」など。 限られた時間のため、所々に突貫で制作した跡が見られたり、デモが上手く動かないトラブルが発生したりすることもありましたが、各チームがプロダクトを紹介すると、会場からは「おー」「すごい」といった歓声が聞こえることも。 全チームが、2日間の成果を発表することができました。

最優秀賞受賞チームのみなさん

気になる最優秀賞は、「リモート押印ソリューション」。 リモートワークなどが進み、働き方がますます多様化する一方、ビジネスにおいて物理的に「印鑑を押す」場面は多くあります。 そこで、仮に長期出張中でも、LINE等の通信アプリで書類を確認し承認ボタンを押せば、遠隔地から押印できるというもの。 話題のタイムリーさもあり、デモでセットした書類に実際に押印されると、会場は拍手喝采でした。

参加者の集合写真

今回のハッカソンは、2日間という限られた時間ではありましたが、様々な職種や立場の人が集まってアイデアや技術を持ち寄り、新しいサービスやアプリケーションが生まれるきっかけとなりました。 広島県では、このようなイノベーションが創出される環境を整えるため、今回のように「イノベーション・ハブ・ひろしま Camps」を拠点として様々な人がつながり、交流し、チャレンジする場を提供しているほか、最新の技術を使い、地域の課題を解決する実証実験の場「ひろしまサンドボックス」などにも取り組んでいます。 広島県内でどのようなイノベーションの芽が生まれているのか、これからも「今週のトピックス」でご紹介するので、お楽しみに!

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