ケビン・バックランド、ブリジット・ライリー著
[東京 9月20日 ロイター] – 投資家が米連邦準備理事会(FRB)や日本銀行など中央銀行の主要な決定に注目している中、水曜日、10年物日本国債の利回りは約10年ぶりの最高水準に達した。 (日銀)。
10年債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)上昇し0.720%となり、6回の取引で3回目の水準となった。 それ以前は2014年1月以来金利は上昇していなかった。
日銀の上田和夫総裁が今月初め、読売新聞とのインタビューで日銀のマイナス金利政策が年内に終了する可能性があると示唆したことを受け、利回りは上昇した。
水曜日には日本の利回りにも上昇圧力が加わった。 米国債の換算利回りは一夜にして16年ぶりの高水準に上昇した。
CMEフェドウォッチツールによると、トレーダーらはFRBが金利を据え置くと予想しているが、今年さらに4分の1ポイントの利上げが行われる確率は40%となっている。
みずほ証券のチーフジャパンデスクストラテジスト、大森翔樹氏は、日本の債券投資家は、金曜日に2日間の会合を終える日銀の意地悪なトーン変化に警戒していると語った。
大森氏は「日銀はカードを近くに置くことで、政策ツールキットの裁量性と柔軟性を維持するだろう」と付け加えた。 「現時点では、急いで大きな政策変更を行う必要はない。」
指標となる10年国債先物は0.02円安の145.5円。
20年国債利回りは0.5bp上昇し、30年国債利回りは1.455%、1.705%となった。
5年債利回りは0.5bp上昇して0.285%となった一方、2年債利回りは0.5bp低下して0.025%となった。 (レポート:Kevin Buckland、編集:Rashmi Aich)
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