山崎真紀子
東京(ロイター) – 日本の銀行ロビーの責任者は木曜日、日本の銀行は十分な資本を備えているため、クレディ・スイスに対する信頼の危機によって日本の金融システムが影響を受ける兆候はないと述べた。
クレディ・スイス株の下落は、本格的な銀行危機への懸念を新たにし、世界の銀行株の暴落を引き起こした. その後、クレディ・スイスは、スイス中央銀行から最大 500 億スイス フラン (540 億ドル) を借り入れると発表しました。
全国銀行協会の半沢純一会長は、2008 年の世界的な金融危機以降、「世界中の銀行が資本と流動性に関するリスク管理を強化している」と記者団に語った。
三菱UFJ銀行の最高経営責任者でもあるハンサワ氏は、「欧州の銀行は一般的に堅実な自己資本比率を持っており、日本の銀行もそうです。
彼は、米国に本拠を置くシリコン バレーの銀行の破綻によるシステミック リスクは、すべての預金者を差し控えるという連邦準備制度理事会の決定によって軽減されたと付け加えました。
シリコンバレー銀行の債券ポートフォリオの損失は、日本の貸し手が巨額の海外資産を保有し、預貸率が比較的低いことと同様のリスクを浮き彫りにしています。
半沢氏は、日本の銀行部門の健全性について安心感を与え、大手銀行は外債のポジションをヘッジしており、地方銀行はすでにかなりの額を売却していると述べた.
しかし、シリコンバレーの銀行事件は、たとえ銀行のリスク管理が改善されたとしても、数日以内に取り付け騒ぎとその後の崩壊につながる可能性があると彼は警告した.
彼は、金融市場を取り巻く環境は、インフレ、金利の動き、地政学的リスクにより劇的に変化していると付け加えました。
「個々の銀行の借入コストを含め、経済と市場の状況を注意深く監視する必要がある」と述べた。
(取材・山崎真紀子、編集・エドモンド・クラマン、トマシュ・ヤノフスキー)
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