ジェイミー・マッキーバー著
6月8日(ロイター) – ジェイミー・マッキーバーによるアジア市場の今後の展望。 インドの金利決定と日本のGDP改定は、木曜日のアジア市場にとって現地の大きな原動力となるだろうが、利益確定による米国ハイテク株の下落やカナダの予想外の利上げが全般的な地合いの重しとなっている。
ナスダックは今年25%以上上昇し、3月の米銀行ショック以来20%以上上昇した後、1.3%下落し、4月以来の最悪の日となった。
今年の米国株高をほぼ独力で牽引してきた巨大ハイテク株の指数(年初から60%以上上昇)は3%近く下落し、2月以来最大の下落となった。
カナダ銀行が金利を22年ぶりの高水準となる4.75%に引き上げる決定は広く予想されていなかった。 これは、前日のオーストラリアによる同様に驚くべき利上げに続くもので、投資家はおそらく準備ができていなかった政策当局者のタカ派的なワン・ツー・パンチであった。
原油価格の1%上昇、中国の貿易活動の低下、人民元が6カ月ぶりの安値を更新するなど、週後半のアジア市場の背景は前半に比べて若干暗いようだ。
ロイターのエコノミスト調査によると、インド準備銀行は2023年の残り期間、主要金利を6.50%に据え置くと予想されている。 インフレ率は4月に18カ月ぶりの低水準となる4.70%を記録したが、インド準備銀行の中期目標である4%に少なくともあと2年間は到達する可能性は低い。
インフレがこれほど粘り強くなれば、特に今週オーストラリアとカナダから出てくるタカ派的なサプライズを考慮すると、投資家はRBIからの「タカ派的な一時停止」ではなく「タカ派的な一時停止」を期待できるだろう。
一方、日本の第1四半期の成長率は、製造業による堅調な投資のおかげで、四半期ベースで10分の1パーセント上方修正されて0.5%、年率ベースで10分の3パーセント上方修正され、1.9%になると予想されている。 。
米ドルは140.00円を超えて回復しており、GDPの軟化により141.00円を下回る年初来高値に近づく可能性がある。 木曜日に発表される4月の経常黒字が予想を下回ることも影響する可能性がある。
RBAの利上げを受けて水曜日に1カ月ぶりの高値を付けた豪ドルは、木曜日のオーストラリア貿易統計によって押し上げられる可能性がある。 3月の黒字は140億豪ドルに若干縮小するとのコンセンサス予想があった。
木曜日の市場にさらなる方向性を与える可能性のある3つの主要な動向は次のとおりです。
– インドの金利決定
– 日本のGDP(第1四半期、改定値)
– オーストラリア貿易(4月)
(ジェイミー・マクギーバー著 😉
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